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ぉゔぇ記

好きなことを好きなように書きます。

内容と、結果と。

 前節かなり押し込みながらも得点できずドローに終わってしまった我らがコンサドーレ札幌は、中二日で愛媛FCとの試合。開幕に0−2で敗北し苦汁をなめた相手。なんとか勝って恨みを晴らし、ここ最近のドロー沼も抜け出したいものです。

 スタメンはこのようになりました。前節負傷交代の宮澤がベンチ。代わって河合がボランチに入り、河合の代わりのセンターバックが櫛引になったのが一番の変更点。

 開始から札幌は良くボールが回り、前線にもボールが運ばれますが、8分、山下が中盤までボールをもって持ち上がったところを愛媛斉藤に奪われ、斉藤がドリブルで仕掛け、サイドにパス。走りこんできた元札幌の石井謙伍が左足ダイレクトでシュートを放つと、ホスンがボールを弾きそこなっていきなり失点。愛媛に移籍してからの石井、札幌戦出場3試合で3ゴール。おめーウチのおかげで契約出来てること忘れんなよ!!!まったく。

 まあ、とはいえ、試合の流れを変えるようなゴールでなかったのは救いでした。それは札幌が強くなったのか、愛媛がこの試合そうでもなかったのか。少なくとも開幕の札幌よりは成長していたのかもしれません。この日前半特に輝いていたのは右サイドの古田と日高のコンビネーションでした。15分には日高が、18分には古田がそれぞれ右サイドを崩してシュートを放つと、27分には古田がクロスを上げて近藤に合わせようとしますが惜しくも合いません。

 決して悪くない試合、というか推し気味に試合を進めた札幌ですが、その大きな要因は河合のボランチにもあったでしょう。前半多少スタメンルーキーの櫛引が不安定と見るや、低めにポジションを取ってアンカー的な役割に。そのままマイボールの時はDFラインに入って3バックにすることで両サイドバックを高い位置に押し上げさせます。これで自陣のDFは3人。サイドに二人、中央のボランチに高木が入る様な形で、ボール回しが非常にスムーズに行く状態になり、かつ自陣中央の守りもしっかり固めている状態になります。

 こう、実に「いい流れ」というか、分はこちらにある状態で点を取れないと流れをいつか持って行かれてしまうのがサッカーというスポーツ。そういう意味でどうにかしてこのいい状態が続いているときに得点が欲しかったのですが、32分。いい形で札幌が得点を奪います。山下が高い位置でボールを拾ったところを愛媛が倒してしまい、札幌のFK。これを砂川が早いリスタートでゴール前にグラウンダーのパス。反応していた内村が見事にGKの股の間を通してゴール。札幌がセットプレーで同点に追いつきます。この試合ここまで砂川が何本もFKやCKを蹴りながらうまく中に合わせることが出来ていませんでしたが、グラウンダーのパスで合わせたこと、内村も砂川も集中していたことはお見事でした。

 いい流れが得点で継続された札幌。35分には日高が後ろからのロングパスをダイレクトでクロス。内村がシュートしますがこれは愛媛DFがブロック。39分には河合のサイドへの展開から古田が中に切れ込み、内村とワンツーでDFの裏をとって右足でシュートしますが、惜しくもゴール右に外れます。

 エンド代わって後半。愛媛は早い時間帯に動きます。1トップの小笠原に代えてジョジマールを投入。札幌のDFラインを押し下げる策に出ます。これが効果的に機能し、愛媛が札幌を押し込み始めます。ここでも河合のボランチが効いて札幌のDFの崩壊を防ぎます。さらに岩沼のカバーも目立ち、ルーキーDF櫛引を助けます。いい先輩がたくさんいてよかったね櫛引。いや結構頼りないけどさ・・・w

 これに対して札幌はこの日イマイチ精細を欠いた近藤に代えて岡本を投入。中盤でのボールキープからの攻撃を目指しますが、岡本もなかなか試合に入りきれず、70分頃までは一進一退の攻防が続きます。石崎監督はさらに砂川を交代させ、宮澤を投入します。これで宮澤と河合のボランチ高木純平が左サイドに入り、岡本がトップ下の位置に入ります。宮澤の投入によって高さと中盤でのタメ、起点が出来た札幌は、ここから再び試合を優位に進め始めます。76分にはCKの流れから宮澤がボレー、そのこぼれ球を純平がミドルシュートも惜しくも元札幌DF吉弘の壁に阻まれます。さらに80分にはCKに宮澤が飛び込みますが、これは愛媛がしっかりと守ります。

 ここを勝負の時間帯と見たか石崎監督は内村に代えて横野を投入。宮澤を1.5列目に上げ、岡本を左サイド、高木純平を再びボランチにして4-4-2のような形にシステムを変更。すると81分横野がいきなり見せます。愛媛のクリアボールを河合が拾い、セカンドボールを拾った宮澤がそのまま反転して左足で絶妙なスルーパス。反応していた横野はドリブルでPA内に侵入し、左足一閃!ボールはニアサイドに突き刺さって札幌が見事逆転!

 これで愛媛は少々前がかりになり攻めこんできますが、櫛引、山下、河合らがしっかり体を張って守ると、87分に岡本が左サイド前目にアバウトなパス。これを宮澤が体を張って拾い、岡本に戻すと、ウエーブの動きでPA内へ。ボールを貰った岡本はサイドを駆け上がってきた純平を囮に使い、中に絶妙なクロス。宮澤が飛び込みますがGKが弾いて高く跳ね上がったボールを横野が待ち伏せてボレーで叩き込んでダメ押しの3点目。これで勝負あり。

 札幌としては今季初の逆転勝利、今季初の3得点。実に素晴らしい試合で勝利を飾ることが出来ました。


★よかったところ

基本的に全部。各選手が各選手それなりに良かったと思いますし、采配もズバリ的中。横野が2点とったのも、交代で入ってきた宮澤が完璧に流れを替えたのも。むしろこういう試合は課題のほうがはっきりと試合の良さを物語る気がします。

★課題

1、後半の入り方。…相手がジョジマールを入れて櫛引を狙い撃ちにしてきたのは明らかだったのですが、もう少し下がらないで守れなかったものかと。愛媛がジョジマールに入れてくるだけの攻撃(とそのサポートになる斉藤、石井謙伍だけ)だったから良かったけど、もう少し攻撃力のあるチームでバイタルを使われていたらあそこの時点で失点しているかもしれない。

2、ホスンのミス…これまで何点も守ってもらってるから1点や2点は仕方ないと思ってはいるが、最近のホスンはちょっとだけミスが目立っていて(例えば栃木戦の古田に当たったクロスでゴールになったものとかも、ちょっとポジショニングが悪かったと思う)、それが結実してしまったような失点だった。あの程度のシュートはキャッチもしくは弾いてもらわないと困る。試合の流れに影響なかったから良かったが、折角のいい入りが台無しになりかねなかった。

3、右サイド偏重…まあ、左の近藤がイマイチだったってだけなんですけど。その分日高と古田が良かったので、まあたまにはこんな試合もあるでしょうが、近藤はちょっと心配。こちらも近藤にこれまで攻撃の負担をかけすぎていたのもあるので…