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ぉゔぇ記

好きなことを好きなように書きます。

いろんなものに勝ったから、まあいいんじゃない?

 前節千葉に完敗を喫した札幌は今節ホームでのFC岐阜戦。相手は最下位ということもあるので、確実に叩いてもう一度チームをしっかり作り直し、次ホームでの千葉戦に備えたいところです。

コンサドーレ札幌 (2011年J2第23節 VSFC岐阜)

 スタメンは、岡山がスタメンに。河合がボランチとなり、右サイドバックが純平に。あとは変わりませんでした。岡山CB河合ボランチがどの程度機能するのか、という意味で注目ではあります。

 試合は前半、札幌が押し気味に進めてはいましたが、クロス、あるいはラストパスの精度が悪い状態、または持ち込んでもシュートが打てない状態が続きました。特に前半10分頃から30分頃まではかなり高い位置でボールを奪って攻撃することができていたのですが、最後の詰めが非常に甘い状態でした。シュートになっていない決定的場面が4.5回はあるかと思うのですが。

 残念だったのは古田であり、内村であり、砂川でした。彼らにはもっと高いものを求めています。せっかく高い位置でボールを奪い、攻撃ができているときにあのような攻撃しかできないのでは上位チーム相手には絶対に得点できませんし、事実、最下位の岐阜相手にも前半得点はできなかったわけです。PAの中からグラウンダーのパスを中に出して、中にあわない、簡単にカットされるような精度では、どんなに高い位置でボールを奪い、両サイドを使い、チャンスの前段階まで持ち込んでもシュートにつながらず、得点にはなりませんし、それでは勝てないわけです。チームとしての攻撃は高い位置でボールを奪ってサイドを使ってクロスを入れる、というところまでできている時点でかなりしっかりと作れているわけで、その先は個人の問題です。

 前半30分を過ぎた辺りから、岐阜がセカンドボールを拾い始めます。岐阜の攻撃は90分通して「DFの背後を狙ってサイドの深い位置に長いボールを蹴る」→「セカンドボールを拾うか、クロス」という非常に単調なものでしたが、まあそのような単調な攻撃でもペースを握られる時間帯は試合中にはあるわけです。それは仕方が無いことだし、まあ何回か危ないピンチもありましたが、岐阜の攻撃の精度のなさに救われました。

前半は両チーム攻撃の精度を欠いた低調な展開で終了します。札幌はいい時間帯はありましたが、それ以外は岐阜の蹴ってくる攻撃にお付き合いしてしまい、ロングボール合戦となってしまっていた所が非常に残念でした。パスをつないでいた時のほうがチャンスになっていましたのでね。

 後半開始早々、内村が2回目のハンドで退場してしまいます。スロー映像見る限り、肩だと思うんだけどなあ…しかし判定は覆らないのでこれで10人になってしまいます。岐阜は当然数的優位なので、前半よりも攻撃頻度は増えましたが、相変わらずの精度のなさ。3回は決定的ピンチを外してくれました。一方の札幌は1トップに近藤祐介を置いて走らせ、そこにボールが入れば2列目の攻撃陣が突っ込んでいくという形を取ります。と言えばまあ聞こえはいいですが、要は前半の悪かった時間帯の「蹴る」サッカーが10人になることで機能し始めたということです。11人ではもったいないし実際うまくいかない戦い方でしたが、10人の数的不利な状況ではよく機能しますし、効果的な戦法になりました。

 こうなったときにセットプレーが一定の怖さを持ちうるのは今年の札幌のとてもいいところです。岡山が入ってなお一層高さが強くなりました。60分、77分と敵陣中央辺りからのFKがそれぞれチャンスに繋がります。特に77分、古田の蹴ったボールが山下にピタリとあった辺りで、その後のゴールの予感はあったのかもしれません。

 試合が動いたのは83分。古田のFKを岡山がヘディング。流れたところを宮澤が拾ってもう一度古田にパス。古田がダイレクトでクロスを上げると中にいた直前に交代出場の上原がニアサイドでドンピシャで合わせてゴール!10人の札幌がリードします。

 あとは札幌がしっかりと守りきって、試合終了。もちろんもっと楽に勝てたはずですし、内容も決して芳しいものではありませんでしたが、後半開始時からほとんど10人で、動員がかかっていて(コンサドーレはそのような試合にめっぽう弱い)、前節の試合を引きずっていて、さらに勝たなくてはいけない相手だった、ということを考えれば内容はともかく勝てて本当に良かった。これで6位。もちろん次内村がいなくて、純貴も肺炎のようですから困りましたが、まだ上にくらいついていけますよ。



★よかったところ

1,10人で勝ったこと…とにかくこれに尽きます。逆に言えば勝ったこと以外は課題だらけで、課題を得ることができたことが収穫でしょう。それを生かせるかどうかはこのあとの2週間の練習次第ではないかと。

2,練習していたことが出た(らしい)…どうも聞いたところによると古田と上原はあのような形を居残り練習していたとか。その結果が出たのだとすればこれは非常に嬉しいことですし、喜ばしいことです。練習は嘘をつきませんね。

★課題

1,ラストパス、クロスの精度…前半2点は取れてもおかしくなかったと思うのです。そういう中でクロスやラストパスが合わないのではかなり残念な試合運びになってしまいましたし、相手がもっと強いチームなら(敬意を欠くつもりはありませんが相手は今季ダントツの最下位ですよ)その後のピンチで失点する、つまり決めるべきところを決めなかったせいで負けた、というゲームになっていたのは間違い無いと思います。

2,引いてしまった…少なくとも石崎札幌の良いところは前からボールを奪いに行くというところです。それをこの2試合は出来てない。結果として苦戦しています。前節も今節も後ろからのロングボールが多かった相手ですが、そこをプレッシャーをかけて、前から奪っていく戦い方をしなければ、札幌の良さが出ません。実際、それができている時間帯は(ラストパスの精度が酷かったけど)かなりいい形を作れていて、それを続けなければ意味が無いと思うのですよね。何を怖がって引いてしまったのか。そこはメンタル的な問題になるのではないかと思います。