ぉゔぇ記

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つおい…?(2013J2第20節 札幌4-0岐阜)

 前節、富山戦は1-0とは思えないほどにスタッツで押していたのですが、今節は4-0の内容だとはちょっと言えない感じです。まあそれでも4点取ったのも1年8ヶ月ぶりということですし、厚別で連勝できて、順位もようやく半分より上に浮上し、その点は素直に良かったかなと思います。

 とはいえ、内容的にも前半15分くらいから30分くらいまでの札幌は秀逸でした。もちろん内容が秀逸というのは、岐阜のDFのヘディングが怪しいとか、岐阜前線にしっかりとボールを持てる選手がいないとかなど相手由来のものも多いのですが、それを差し引いても札幌はDFがしっかりとボールを跳ね返し、中盤はしっかりセカンドボールを拾え、前線は前からプレスをかけ、そして攻撃面ではカウンターを主体としながらも、しっかりとパスを繋ぎ、そして相手DFが戻ってきて難しくなった時には作りなおすということまでやったのですから、ここは褒めて良いのかなと思います。

 ところが前半35分過ぎから、雲行きは突如怪しくなります。一番だめだったのはミスが増えたことだと思います。パスミスが増えて、それを中盤ですぐに奪い返すことができなくなったのがダメな点でした。そして、それが後半まで続いてしまったのが一番残念なところです。岐阜がこの時間帯、なるほど連勝中だなというようなボールを奪ったあとの共通理解がある、素早い攻撃をしてきたのもありますが、櫛引のヘディングクリアミスとか、杉山のキャッチミスとか、そういうつまらないミスが札幌に多かった、そしてハーフタイムがあったのに、その流れを変えることが出来なかったのは情けないところです。

 ただ4-0になった原因は、このあとの選手交代と、岐阜の自滅にあります。札幌は攻撃の中心の一人だった砂川に代えて荒野を投入しましたが、彼が前から守備をすることで、岐阜DFはパスコースがなくなり、相手のミスをかっさらって2得点を決めることが出来ました。岐阜の野垣内選手や新井選手にはもちろん責任はあると思うのですが、岐阜が「イケイケ」で前に人数かけている時に、後ろの対応が疎かになった、つまりパスコースを作ってあげなかった他の選手の怠慢のせいだとも言えるでしょう。
 すっかり流れを取り戻した札幌は、ダメ押しの4点目も決めて完勝。まだまだ試合運びに難はあるし、せっかくハーフタイムまでしのげたらそこでもう一度流れを変えて欲しいところなのですが、その辺はまだ足りないところですね。ただ厚別の芝が相変わらず悪い中で、横野や内村を使ってフィジカル的に攻撃していくというのがこの2試合はいい方向に出ているように思います。相手もやりにくいわけですからね。

 次節でJ2も前半戦を終了。順位的にはこっちが上なのですから、しっかり勝って3連勝、一桁順位でJ2の前半を締めくくればなあと思います。


スタメン
杉山…5.5:相変わらずのミス連発はやめてほしい。ただ毎試合ビッグセーブもあるんだよなあ…

日高…6.5:攻守にわたって存在感。
櫛引…6.0:もっと出来るはず。ヘディングのクリアとか、基本的なところをしっかり。
ソンジン…6.0:もう少しあたふたしないでやりたいね。
上原…6.0:仕掛けの部分で、低い位置の時にはミスをしないこと。高い位置では積極的に。

深井…5.5:求めているものはもっと高い。河合を食っちゃうくらいの存在感を見せてほしい。
上里…6.5:すごいブレ球FKだった。
砂川…6.0:悪くはなかったけれども、この試合は荒野のほうがよかった。まあ疲れもあるでしょう。
岡本…6.0:前半はいまいち目立っている場面がなかったけれど、後半のアシストなどはすばらしかった。
内村…7.0:2ゴールはさすが。どちらも落ち着いて決めた。

横野…7.0:前線からの守備が相手のミスをさそった。どちらもアシストした選手にはおごってあげなさいw

SUB
荒野…7.0:ほぼ完璧で素晴らしかった。出来ればゴールを決めたかったけれど。
三上…6.0:おかえりなさい。良い感じでできていたとは思います。
宮澤…6.0:短い時間の割りには存在感を発揮した。