百年構想リーグも終わりに近づき、W杯、そしてそれが終わったらいよいよ本チャンのシーズンが始まります。百年構想リーグ自体は選手を試せるとか、普段は見れないPK戦がたくさん見られるなどいい面もありましたが、やはり昇格や降格といったヒリヒリするものがないのもまた事実であります。勝っても負けてもまあいいやー的な。それでも勝ったらうれしいのですが。
そんな中、J1の百年構想リーグで出番をもらえていない選手というのもまた存在します。もちろん負傷やユース上がりの新卒、あるいはGKなど仕方ない場合もあるのですが、それなりに実績があるにもかかわらず出番が限られている選手もいます。そんな不遇の時を過ごしている選手にお勧めなのが他クラブ、とくにJ2、あるいはJ3への移籍。サッカー選手は試合に出てナンボであります。というわけで、J1各クラブの選手を見て、「あれ、この選手出番貰えてないのか」という選手を各クラブ1人ピックアップしてみました。
鹿島アントラーズ
DF 4 千田 海人選手 百年構想リーグ出場0試合 0分
2025シーズン途中にヴェルディから鹿島へ移籍した千田選手だが、鹿島移籍後はほとんど出番がない。31歳とまだ老け込む年齢ではなく、秋田の6シーズン’(J3で4年、J2で2年)、ヴェルディの2シーズン半(J2で1年、J1で1年半)で計200試合近く出場してきている経験も持つ。鹿島のセンターバックは植田、キムテヒョン、関川と非常にレベルの高い争いがあるので、出場機会を求めて他クラブへの移籍は極めて現実的な選択肢になると言えるのではないだろうか。J1からも引き合いはあるだろうし、J2ならば昇格を争うチームへの移籍が出来そうだ。
水戸ホーリーホック
FW 13 粟飯原 尚平選手 百年構想リーグ出場1試合 10分
札幌ユース出身。トップ昇格は出来ず、大卒後に岐阜、熊本、再び岐阜と移籍をし、昨シーズン途中から水戸に加入し、今シーズンはキャリア初のJ1に臨んでいる。しかしここまではほとんど試合に出場できていない。J2、J3であればシーズン通じて試合に出て活躍した実績があるので、J2以下のチームで左利きのFWが欲しいというチームは獲得してもよさそうだ。
浦和レッズ
FW 41 二田 理央選手 百年構想リーグ出場4試合 93分
2021年、鳥栖U-18からほぼ直接オーストリアへ行った二田選手は、2024年に帰国し浦和レッズに加入。しかし浦和ではなかなか定位置を確保できていない。2025シーズンは後半戦に湘南ベルマーレに期限付き移籍し、13試合に出場して1得点2アシスト。スピードが特長のアタッカーなので、裏を積極的に狙うような形が作れれば能力が存分に発揮されるだろう。23歳のシーズン、選手としてもそろそろシーズンを通して試合に出続ける経験が欲しいところではないだろうか。
ジェフ千葉
MF 27 岩井 琢朗選手 百年構想リーグ出場2試合 25分
順天堂大学を卒業し、大卒2年目のシーズンを迎えている。大学ではアシスト王に輝いたこともあるらしく、パスはうまそうだ。札幌は2025シーズンの35節、フクダ電子アリーナで彼にアシストをつけられているらしいが、残念ながら全く記憶にない。まだジェフに加入して1年半なので、完全移籍は難しいかもしれないが、レンタル移籍でより出番のあるチームに移籍して、定期的に試合に出続ける経験は積んだ方が良いような気もする。
柏レイソル
DF 22 野田 裕喜選手 百年構想リーグ出場1試合 45分
先日Xで2018年の北九州VSガンバU-23のスタジアムビジョンの画像が流れてきたが、その一員である野田選手。山形で4シーズン過ごした後、2024シーズンから柏へ移籍。今シーズンの柏は古賀、三丸、原田、馬場、杉岡といったところで3バックを組んでおり、彼らの後ということを考えると6番手7番手の選手になってしまっている。足元は比較的うまいDFなので、ビルドアップを強化したいチームはねらい目である。
FC東京
DF 32 土肥 幹太選手 百年構想リーグ出場0試合 0分
元日本代表GK土肥洋一の息子でもある土肥選手は、2025シーズンはかなり多く試合に出場したものの、チームのシステム変更や不振のあおりを食ったこともあり、今シーズンはまだ1試合も出場できていない。チームも今年はEAST2位と好調なことから、わざわざ選手を入れ替える必要性もない。つまりしばらく試合出場はかなわない可能性が高い。チームとしては21歳の逸材DFを手放すことは難しいと思うが、選手として伸び盛りと言ってもいい時期に試合出場が途切れるのも痛い。レンタル移籍の絶好のタイミングかと思うが…
東京ヴェルディ
MF 17 稲見 哲行選手 百年構想リーグ出場5試合 88分
中盤ならどこでも出来るポリバレント性が魅力の稲見選手。大卒5年目のシーズンであり、選手としては働き盛りと言ってもいい時期だろう。2024シーズンまでは先発出場も多かったのだが2025シーズンからは途中出場が増え、百年構想リーグではほとんどベンチ入りはしているものの先発出場はわずか1試合、他は試合終盤に投入される形にとどまっている。一つ下のカテゴリーで、より責任がある立場として出場時間が多いチームへの移籍もありかもしれない。
町田ゼルビア
DF 24 キム ミンテ選手 百年構想リーグ出場1試合 90分
ミシャ札幌の元でセンターバックとしての才能を開花させたのち、名古屋、鹿島、湘南、清水と渡り歩いて今シーズンから町田ゼルビアでプレーしているキムミンテ選手。岡村、昌司ら強力なライバルの多い町田のセンターバック勢の中では試合出場1試合、ベンチ入り4試合と苦労しているように感じられる。日本で12年目を迎えており、対人、ヘディングの強さだけでなく、足元の技術も元ボランチだけあってしっかりしている。序列の低さを覆すのはなかなか難しそうではあるので、J1他クラブ、あるいはJ1昇格を狙うチームなどの核となるDFとして活躍するのも見て見たい。
川崎フロンターレ
MF 15 名願 斗哉選手 百年構想リーグ出場2試合 5分
ドリブラーとしての評価が高い名願選手。「みょうがん」と読む変わった苗字である。高校卒業後、川崎加入、その後2年間仙台へ期限付き移籍をし、今シーズンから再び川崎に戻ったが、出番は非常に限られている。仙台移籍中の2年間では29試合出場と一定の出番を得ている。22歳を迎えるシーズンなのでまだ若いこともあり、川崎より選手層が薄いJ2のクラブで再び活躍する道を選ぶのも良いだろう。
横浜F・マリノス
DF 15 渡邊 泰基選手 百年構想リーグ出場0試合 0分
センターバック、左サイドバックをこなすことのできる渡邊選手。マリノスには2024シーズンから所属している。試合出場も多く順調だったのだが、昨年7月に半月板を損傷してしまい、全治6か月の大けがを負ってしまっている。なのでコンディション的にまだ本調子ではないというのはあるのかもしれないが、百年構想リーグでかなり多くの選手を使っているマリノスの中では数少ない試合出場がない選手である。実績は十分であり、左利きCBとして貴重でもあるので、獲得したいチームも多いのではないだろうか。もっとも、コンディションが問題ないのであればマリノスでも出番はありそうなものだが。