「代表する」ことがわからない者たちに国を代表する資格はない
以前、何かになぜ自分がコンサドーレにここまで心惹かれるのかを書いたことがある。端的に言えば、「選手は我々と同じように札幌の飯を食い、札幌の水を飲み、札幌の空気を吸って、札幌でサッカーをしている、札幌の代表だから」と言うことだ。そう、つまり「彼らこそ僕らであると感じることが出来る」から、僕はコンサドーレを応援している。
本来同じことは日本代表にも言えるはずだった。しかし日本を代表する彼らの一部と、彼らに関わる人間の一部は、そんな僕らの想いはどうだってよかったらしい。つまり、彼らは僕らではなくなってしまった。
何かを代表するということは、そこに付随する全員の想いを背負って、その上で自分のために行動できる人間にしか出来ないことだ。そうでなければ彼らは僕らたり得ない。国民の、応援している人たち全員の想いを背負って、自分の鍛え上げてきた技を発揮し、勝利のために懸命になれる人たち。それだから彼らはリスペクトされるはずなのだ。
チームの勝利よりも周囲の思いよりも私心が先にくる、自分の保身が先にくる、自社の利益が先にくる、そんな奴らがチームのためになんかプレーできるもんか。競技の強化に役立つもんか。競技を発展させることができるもんか。
クソくらえ、お前らに国を代表する資格なんかない。
ミシャサッカーで叩き、四方田サッカーで勝つ。
ホーム3連勝ひゃっほう。代表はクソでも俺たちにはコンサドーレがある。ホーム開幕こそ清水に敗れたものの、長崎、名古屋、湘南と昇格組に3連勝。これがもっと上のチームなら「昇格組3チーム」にはある種勝って当然的なところはあるんでしょうけど、札幌は彼らと並ぶところにいますからね、ここで勝てるか勝てないかはシーズン通しての戦いという意味でも非常に重要になってくるわけです。
鹿島戦で自信をつけたのか、名古屋湘南相手には内容的にはほぼ完勝と言っていい勝利。こっちが圧倒的に押し込んでボコるのがこんなに気持ちよかったとは、我々は知りませんでしたねえ、ええ。マウント取ってタコ殴りしてますからね。
まあそうは言ってもですよ、実はミシャサッカーだけで勝ってるってわけではないんだよなと思う次第でして。というのはたぶん今シーズンの札幌のリーグ10得点のうち、スルーパスから決めたのはおそらく長崎戦のジェイの先制点だけ。残りの9点は、クロスから、あるいはセットプレーの流れからなんですよね。今日の湘南相手のゴールも福森のクロスのこぼれ球を兵藤が前につないで都倉ですし。
ミシャサッカーぽいドリブルから、スルーパスからというゴールは実はまだすごく少なくて、去年に近い形でゴールを奪っている、ただ攻撃回数としては圧倒的にミシャ成分が増えている感じ、が今だと思います。これで四方田成分をあまり消さずにスルーパスやドリブルの崩しからも得点が増えてくると超すっげえことになると思うんですけど、はてさてどうなるやら。でも連戦が楽しみです。
