ダメなとこと 変わんないとこと すばらしいこと
あっという間に2試合が終わり、1分1敗。まあ想定の範囲内の結果ではあるので、特別気落ちしたりする必要はないと思います。もちろん勝ちたいし、結果もある程度ついてこないと残留もできなくなってしまうので、なかなか難しいのですが。見ていて面白い!と思うところ、言うほど変わったか?というところ、ふざけんな、と思うところ、まあ色々ありますね。
ふざけんなの代表格はやっぱり昨日のような失点でしょうね。3失点ともです。もちろん全部のゴールはセレッソの前線の選手がうまかったからではあるんですけど、1点目はソンユンの半端なパスミスから、2点目はジェイが無駄に落ちてきてボールを奪われたところから、3失点目はもう調子乗って攻めすぎたところから、と言う感じですよね。基本的に全部いらない、やらなくていい失点で、実に余計でした。守備練習をそんなしてないのはわかったから、とはいえはっきりと判断するとか、攻守のバランスを最低限で守る(3人は守ってるとか)とか、そのあたりは改善していただきたいものです。
あとミシャ式ミシャ式言うけど、ぶっちゃけそんなに変わってないところも結構あるような気はしていて。特に攻撃は普通にロングボール蹴ってジェイに収めさせて、というところは結構あるし。そこでセカンドボール拾って行けるかは去年と何ら変わらないんだから、その辺は去年の選手はきちっとやってほしいですね。得点だって昨日は2点はセットプレー絡みだし。セットプレーは大事よ。得点の6割6分よ(今のところ)。
ただ正直明らかに変わっててすげえ!ってのもあって、それは間違いなく運動量の部分。これはすごい上がってる。「コンサドーレが相手より走れてる」「それもアウェイで」「1ヶ月以上のキャンプを経てもなお」というところは素直に賞賛に値すると思います。ミシャになってぶっちゃけそれが一番すごいかな。序盤から突撃プレスかけまくってるから、こんなんで最後まで行けるのかよ、と思ったら最後まで行けるのがすごい。今まで3部練習とか10km走り込みとかやってたのはなんだったんだ。ミニゲームばっかりでここまで走れるようになるじゃないか。
ま、しばらくはシーズン序盤なんでお互いに完成度がまだまだの相手と戦うことになるわけで。どっちかというとうちのが完成度低い状態は暫く続くとは思いますが、そこはまあ運動量とセットプレーベースで頑張って戦っていく、勝ち点をもぎ取っていく。その中でチームの完成度を高めていく、これが当面の目標になるんでないかと思います。頑張ってまいりましょう。
40週後の俺たちのために。
未来はいつだって今の続きだ。
一つの出来事で、未来は変わる。
一つの行動で、一つのことばで、一つの決意で、変わる。
だから今を頑張るのは未来のためだ。
未来の自分が悔いなくやりきれたと思えるように。
楽しかったと思えるように。最高だったと思えるように。
今の一つ一つを大事にしよう。目の前に真剣になろう。
精一杯応援しよう。
めちゃくちゃ楽しんで飛び跳ねて歌おう。
いっぱい見たことがない景色を見よう。
新しくなったチームを愛そう。
40週後に笑えるように。今日から。
That which does not kill us makes us stronger.-Friedrich Nietzsche-
センター地理Bのムーミン問題を地理学年トップ(10数年以上昔)が解説してみる
今日から大学受験生はセンター試験だったようです。受験生はこんなブログ見てないでさっさと気持ち切り替えて明日ないしは二次試験の準備をしなさい。
で、センター試験の社会って毎年どの科目もなんかちょっとネタを入れてくるんですが(受験生にとっつきやすくしてあげているとも言える)今年はこんな問題だったようです。
Twitterではムーミンがフィンランドだって知らないから間違えましたみたいなアホなこと言ってる人も散見されたようですが、まあぶっちゃけ言うと「その程度の一般常識もねえのか」とも思わないではないですが、仮に知らなくても地理Bの学習の範囲で十分解くことが出来ますので、ちょっと解説してみますね。
まずアニメーションの方ですが、ムーミンを仮に知らなかったとしても、もう一つのアニメ、「小さなバイキング ビッケ」の「バイキング」がポイントになるでしょう。ヴァイキングは北欧を主な拠点として主にヨーロッパの西海岸を荒らし回った海賊として有名であり、民族的にはデーン人やノルマン人等、時代的には大体カール大帝の頃からノルマン・コンクエスト(要はイングランドの始まり)の辺までであり、時代的な方については世界史を多少勉強していれば間違いなく分かるものですが、民族的にデーン人やノルマン人が多い、という点については普通にご存知でなければまずいのではないかと思います。よってムーミンがフィンランド、小さなバイキングビッケがノルウェーとなるので、アニメーションの正解は「タ」です。
次に言語の方ですが、ここでは上に出てきているスウェーデン語との類似性が大きなポイントになります。スウェーデン語が「Vad kostar det?」、Aは「Hva koster det?」とよく似ていますが、Bは「Paljonko se maksaa?」と全く異なる言語のように見えます。地理選択者は必ず学校の授業の最初の方で「民族、語族」について学習したのではないかと思うのですが、フィンランド、スウェーデン、ノルウェーのスカンジナビア半島の3カ国で、フィンランドだけがいずれも異なることはおそらく教師に重要事項として説明されています。少なくとも僕はまだ覚えているくらいはっきりとされました。
フィンランドはどちらかというとややアジア系の血が入っており、仲間の民族としてはハンガリーのマジャール人などが挙げられます。今でこそコーカソイドの特徴が多いですが、我々アジア人と同じモンゴロイドの血もはいっているのです。つまり東欧を北上してきて、ロシアやバルト三国側からスカンジナビア半島に入っていった人たち、という理解をしていれば良いです。当然、語族的にも「ウラル語族」という分類がされているはずです。
それに対しノルウェーやフィンランド、あとあの辺りの国で言うとデンマークもそうですが、彼らは民族的にはゲルマン系コーカソイドであり、要はナチュラルブロンドの髪に白い肌、であります。先程のヴァイキングでもわかるように、ヨーロッパの北西部に主に居住している人たちです。語族的には「インド・ヨーロッパ語族」。たしか拙い記憶ではそのあとゲルマン語派だったか北ゲルマン語派だったかそんな分類があった気がしますが、まあとにかくフィンランドとスウェーデンとノルウェーでは民族的にも言語的にもフィンランドだけ別物で、スウェーデンとノルウェーが一緒、とわかっていればよいでしょう。よってスウェーデン語と似ているAがノルウェー語、全く異なるBがフィンランド語(正式にはフィン語ですかね)になるので、言語の正解は「B」となります。
以上の判断から、正解は2となります。ムーミンがどうこうというより普通の地理の問題ですし、しかもわりと基本事項になるので、ムーミンのせいで解けなかったというのは自分の勉強不足だと思ってください。以上です。