ぉゔぇ記

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2021背番号予想

 こんばんは。18日からキャンプ、ミシャとか外国人選手とかどうなるんかいな、スタッフのコロナは大丈夫なんかとかいろいろ心配事はありますが今年も背番号予想の季節がやってまいりました。

背番号:2020選手→2021選手(予想)という形で表記していきます。

太字は変更があった部分。

 

1 菅野孝憲菅野孝憲

2 石川直樹→岡村大八

3 進藤亮佑→田中駿

4 菅大輝→菅大輝

5 福森晃斗福森晃斗

6 空き→高嶺朋樹

7 ルーカス・フェルナンデス→ルーカス・フェルナンデス

8 深井一希深井一希

9 鈴木武蔵(ウーゴ)→金子拓郎

10 宮澤裕樹宮澤裕樹

11 アンデルソン・ロペス→アンデルソン・ロペス

13 空き→空き

14 駒井善成駒井善成

15 濱大耀→空き

16 藤村怜→空き

17 檀崎竜孔→空き

18 チャナティップチャナティップ

19 白井康介→空き

20 キム・ミンテ→キム・ミンテ

21 阿波加俊太阿波加俊太

22 空き→空き

23 中野嘉大→中野嘉大

24 空き→中村桐耶

25 ク・ソンユン大谷幸輝

26 早坂良太→柳 貴博

27 荒野拓馬荒野拓馬

28 空き→青木亮太

29 カウィン→中野小次郎

30 金子拓郎→小柏剛

31 高嶺朋樹→中島大嘉

32 田中駿汰→空き

33 ドウグラスオリヴェイラドウグラスオリヴェイラ

34 中野小次郎→空き

35 小柏剛→空き

36 松山光キャプテン翼

44 空き→小野伸二

45 中島大嘉→空き

48 ジェイ→ジェイ

50 空き→オケチュク・ガブリエル

77 チッチ(馬)

 

とりあえずレンタル選手はうちに籍があるということで番号は埋めないのかなということにしておく。いつまで22を空けとくんだ(帰ってこないのに)という話もあるけどなんか財界さっぽろによれば本当にちょこちょこ戻ってくるかどうかみたいな話はしているっぽいのでやっぱり空けとく。

 

同じ時を見てた

 

今シーズンも、昨日の浦和戦をもって無事終了することが出来ました。コンサドーレの選手、スタッフの皆さん、本当にお疲れさまでした。そしてサポーターの皆さん、今シーズンはいろいろ消化不良だと思います。来シーズン、いつかどこかでみんなで集まれるように、健康に留意しお過ごし下さい。

 この記事は 北海道コンサドーレ札幌 Advent Calendar 2020 の記事です。他の日の記事もとても面白いので、是非読んでみてください。

 

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 老害サポという言葉がある。

 ほとんどの場合、現実に害を及ぼしているわけではない。なんなら初老ですらなかったりもする。なので、『老害』と呼ぶのは言葉としては全くふさわしくないのかもしれない。インターネット老人会、みたいなものだ。ピーピーピーガーっとモデムが鳴ってインターネットにつながっていた時代が忘れられない人たち。話がそれた。要は、昔からチームを応援しているおっさんおばさんは、若いサポーター(特にこの2,3年応援し始めたような人たち)から見たときにちょっとめんどくさいところがある、くらいのニュアンスでとらえてくれればよい。なぜめんどくさいかって?そりゃいろいろあるけど、やっぱり一番は昔語りが過ぎるからじゃないだろうか。今は今なのであって、昔は昔なんだもの。お前の昔話なんて、いらねえんだよって。なんならその話は5回目だぞ、と。

 

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 「しゅん君、それは老化だよ」とスポンサー企業に勤めるサポーターの友人は、ホーム最終戦後に琴似のラーメン兼鴨鍋屋で鴨鍋にネギを入れながら言った。2018年あたりの選手の背番号より2007年の選手の背番号を覚えているのは、脳が老化しているのだという。老化か。なるほど、そうかもしれない。個人的には自分がミウリスタ(三浦俊也研究家)だからだと思うのだが。だって、2018年って河合がまだ4番だったか菅が4番にもうなってたかちょっと怪しかったりしないか?2007なら曽田雄志一択じゃないか。

 

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  「まあ、背番号はともかく、よく覚えてる年が必ずしも最近じゃないことはあるよねー」ともう15年の付き合いになる人妻が言う。「ほらあたしなんて96年から応援してるからさー」彼女の場合は法政大学や菊岡拓朗や松原修平の試合のほうが記憶が残っているところもあるかもしれない。そういうパターンもある。

 

 僕は問うた。「2020年ってさ、何年後かに思い出したときにどの試合を思い出すのかな、アウェイの川崎戦は決まりとして。去年ならルヴァンじゃん?あと8-0清水」「わたしは清水は大体覚えてるけどね」 「やっぱ鹿島戦じゃない?んで、後で『あの時カシマスタジアムにいた』って言うヤツが出てくるんだよ」「無観客で誰もいないのに」「ルーカスのゴールすごかったぜ、何回もフェイント入れてさ、俺ゴール裏じゃなかったけど思わず立ち上がっちゃったよみたいな」「知ってるか?あの年は鹿島にダブル、いやトリプルだったんだぜって」「ハハハ、マジで老害だ(笑)」「あとはさ、ホームの鹿島も太鼓が解禁されたし」「あースタジアムの雰囲気がね」「そうそう」

 

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 老害サポーター同士の話は尽きることがなかった。 かつて嵐の厚別であった熊本戦のしょうもない失点の話。砂川誠西谷正也の話。Kappaとミズノの話。岡本ヤスのゴールパフォーマンスの話。4勝2分28敗の話。ロマンあふれる助っ人外国人たちの話。岡田クン(断じてメガネの監督ではない)と、彼のカフェの話。コンサドーレとサッカーのことなら、いくらでも話せるのだ。そして、きっとコロナ禍の今年じゃなかったら、こんなにコンサドーレとサッカーの話はしなかっただろう。

 

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 彼らと別れ、ほろ酔いでホテルに戻り、溜めた風呂につかりながら考えた。

 チームが出来てからほぼ25年、個人的にまあまあ記憶があるところからは22年。アウェイ遠征とかするようになって14,5年。様々な人に会ってきた。亡くなった方もいる。もうスタジアムで見ないなって方もいる。昔は集まると自分がほぼ最年少のサポーターだったのが、自分より年下のサポーターもかなり増えた。集まりによってはほぼ最年長のこともある。チームと同様、サポーターも様変わりしている。

 

  自分より後輩のサポーターにどうしても伝えなければならないことなど、自分のような平凡な人間にはない。5回も同じ話をするほどの重要なことなどあるわけがない。ただ、ちょっとだけ先に生まれ、コンサドーレに出会ってしまったのだ。そうしたらそこは人生の喜びがいっぱい輝いていて、いや、つらい時期がなかったとは言わないというか、いっぱいあったけど、やっぱりあれを含めて楽しいコンサドーレだったわけで、そうすると語ることは尽きないのだ。

 

 

「本当は今を見なきゃいけないことはわかってるんだけどね」と前述の友人は帰り際に言った。「でも昔の楽しかった話って、めっちゃ面白いよね」

 そうだね。それは、僕らが見つめているものが、同じサッカーとか、同じチームとかではないからなんだと思う。

 

 

出会ってしまった僕たちは なぜか不安だいつも

夢を見れず泣いた日も 僕は君の味方

 

出会ってしまった僕たちへ 「どんな未来を描く?」

出会ってくれてありがとう 君に会えてよかった

 Going Under Ground/同じ月を見てた)

 

 

 

 

 

川崎戦。

 遅ればせながら。

11月になって、今年4試合目。(ルヴァン鳥栖A、リーグ柏A、リーグ湘南A、そしてリーグ川崎A)ありえないスローペースである。つくづくコロナは辛い。鬼滅じゃなくて菌滅しろ。

 

 しかし、なんだかんだで久々の関東アウェイ、ほんとに楽しみにしていた。勝てない時期が長かろうと、試合見て逆にストレスがたまろうと、そして嫌な思い出しかない等々力での試合だろうと、自分はやっぱりコンサドーレと生きているわけで、どんな状況であってもやはりテンションがあがるものだ。そんなだから前日は3時くらいまで眠れなかったし、さらに当日朝まで試合の準備はしていなかった。朝7時に起きて、ユニフォームだのマフラーだの充電池だのをかばんに詰め込みながら、あれ、試合に行くときって何持ってけばよかったんだっけ?ってなった。ブランク。

 

 等々力は、直前に引退表明した中村憲剛祭りだった。中村憲剛の入団時から今年までののぼりや、「One Four KENGO」の大きな幕。uだけがフロンターレカラーの水色なのは、14と、憲剛のために一つになろう(One for)的な意味の掛け合わせってことだろう。

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素晴らしい選手だったが、彼にコンサドーレが勝てないまま終わるのは悔しいな、しかし今日は1点差にとどめてほしいものだな、あと得点はしたいな、などと負けの染み付いた頭で考える。普段はここでそんなものは買わないのだけど、今日はとんかつ和幸中村憲剛おすすめ、と記された『ひれロース弁当』を購入。餞別だ、とっとけ。現役生活お疲れ様でした。

 

 スタジアムに入場すると、いつもの面々の顔。札幌から来た方や関東在住のみんな、安中くんやテツなど、USのみんな。それぞれと挨拶をかわしながら、やっぱりスタジアムはいいなと思う。早く日常を取り戻して、みんなで声出して応援して飛び跳ねて、そして試合後サッポロビールで乾杯したい。ゴール裏で太鼓の合図のみのコーヒールンバの練習をしているのを横目で見ながら、いろんな人と話す。

 

 選手がやってきた。出る直前にリュックに入れた、昔友人から譲り受けた『勝ち点3』ゲーフラの旗部分だけを取り出し見せる。そういや応援で声出せないんだな、何かを伝えるとすればこれしかないんじゃないかなって思って、直前でねじこんだ。頑張れ。勝ち点3とれとは言わんけど、そういう試合を見せてくれ。

 

 試合は、立ち上がりからコンサドーレペース。いいじゃん、やれてるじゃん。ここ2試合はいい試合してるもんな。川崎相手でもやれてる。荒野と、左に入ったルーカスがいい。チャナもドリブルがキレてる。宮澤や福森のビルドアップもいいし、そもそも、ピンチが少ない。中盤でボールが奪えてる。しかし最初のイケイケな時間に点取りたかったなあ、あんなチャンスの連続そうないだろ。応援も、太鼓のリズムで何をやりたいかわかる。最近始まった新しいビルドアップのやつ。昔からあるビルドアップ(カウンター用)。さっきやってたコーヒールンバ。頭の中で歌いながら跳び、手を叩く。俺たちの日常が帰ってきた。

 

 前半0-0。もったいなかったなあ。先制してりゃ向こうも焦っただろうに。しかし肝心の中村憲剛と三笘がまだ出てきていないから。中村憲剛が後半から出て来て、2-0を2-3にされた歴史もあるし。もう8年も前なのに、思い出したくない、そしてくっきりと思い出せてしまう、vs川崎の苦い思い出の数々。

 

そして後半、その2人が出てきた。さすがに川崎も前半のアレじゃいかんわな。しかし札幌優勢なのは変わらない。すげえな、名古屋戦とか何だったんだよ、あんなゴミみたいな試合しやがって。川崎相手にこれだけやれるんじゃねえか。毎試合やってくれよ。アンロペとドドが入ってきた。奪った!いけ!!よし!!!!

 うわー!!先制しちゃったよ。マジか。逆転される方がダメージでかいんだけどな。とりあえず15分くらいはリードのままで頼むわ。相手も焦ってワンチャンあるかもしれないしさ。お!また奪えた!ファールなし!来い来い来い来い!!ドド!!荒野ー!!!!!!!

 

 我々は歓声を我慢できなかった。ゴール裏最前列はガッツリ密になった。ハイタッチもしまくった。いいよ、これで感染するならするで。コロナごときが人生の喜びを奪ってんじゃねえよ。俺たちはいま無敵なんだ。荒野が手を広げてこちらに来たとき、思わず涙が出た。これだよ、これが札幌だよ。ざまあみろ。

 2-0になって、さすがに欲が出てきた。勝てるぞ。いいよ内容なんて、ここまで十分すぎるほど良かったからあとはひたすらクリアでもなんでもいい。札幌のゴールに近づけんな。

 

 最後の5分くらいは危ない場面がいくつかあり、祈るような気持ちで見ていたが、笛。勝った。とうとう勝った。普通のリーグ戦の1試合であり、そしてまったく普通の1試合ではなかった川崎アウェイの試合に、勝った。またハイタッチする我々。やってくる選手たち。みんないい顔してる。また密になるゴール裏最前列。自分は少し離れて勝ち点3のゲーフラを選手に見せつける。やった。やったんだ!!


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 後で見たら中村憲剛がこちらにも挨拶してたらしいが、申し訳ない、全く気づいてなかった。川崎はそこまで札幌を意識していないという声もあった。いいんだよ別に。俺たちが、負けまくってて、嫌だっただけなの!!それだけ!!!勝ったからもういいよ、なんかごめんな!

 

 終わったあと、みんなと喜びを分かち合い、武蔵小杉の焼き鳥屋でパーフェクト黒ラベルを飲む。こういう日々がまたすぐに戻ってきてくれたらいいんだけどな、本当に。次の等々力では、マスクなんてしないで、大声で歌って、跳ねて、そして密になって、勝ちを味わいたい。