ぉゔぇ記

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札幌サポーターがしばらく語れそうな鹿島戦の「濡れた」場面トップ5

 勝てなかったのは悔しいですけど、初めてカシマスタジアムで「ポジティブな」気持ちになって帰ることができました。前半の20分頃まではなんとなく周りの皆も今目の前で本当に鹿島と札幌が試合をしているのか…?というような、なにか信じられないものを見ているような、そんな気分になりました。ま、鹿島もよろしくなかったんだろうけどね。そんなわけで、鹿島戦を見た札幌サポがおそらく「あれな!」と何度でも語れそうな場面を5つほど独断でピックアップしてみました。

 

5位:ソンユンが突っ込んできた金崎夢生をかわしたところ(22分)

 今年の札幌はGKもパスを多用するので、どうしたってGKが狙われるのは仕方がないことで。でもああいうふうにサクッとかわしてくれると、盛り上がるし、そしてチームとしてもフリーの選手が確実にできるわけで、すごくやりやすくなる。ゴール裏でも盛り上がった場面の一つでした。

 

4位:進藤・福森の両CBの低空サイドチェンジ(複数、特に63分)

 福森が蹴れるのは知ってるけど、進藤!持ってんじゃんよ!特に進藤が63分に菅に出したのは球筋がヤバイ。糸をひくような直線的なパスはまるで現役時代のジェラードのようだ(言い過ぎ) 惜しむらくはこれが決定的なチャンスにはならなんだな。

 

3位:札幌コーナーからの鹿島のカウンターに対する菅の対応(29分)

札幌のコーナーから鹿島の安倍が一気に高速ドリブルでカウンター。後ろに札幌の選手は駒井と菅しかおらず、鹿島は3人が走り込んでくる展開。これを菅が簡単に飛び込まずに、ゴール方向にだけボールを進ませないようにワンサイドカット、しっかり遅らせて味方が戻ってくる時間を作った場面。なかなか渋いですが、こういう対応ができるようになってくるとカウンターでの失点も減るかも知れないし、個人的にはめちゃくちゃ印象に残ってます。

 

2位:チャナティップのスルーパス(多数)

やはり去年のサッカーよりは今年のサッカーのほうが彼にとっては相性がいい様で、明らかに攻撃面での輝きが増しているチャナティップ。マジで見ているところがうますぎます。昌子のハンドになった三好のシュートの場面が一番印象に残ってますが、あそこを通せるのはマジでJリーグ全体の中でも数少ないでしょ、中村憲剛とかそういうレベルだよ。スースーチャナティップ

 

1位:深井が金崎を完全にシャットアウトした場面(前半12、13分)

これはマジで濡れた。ゴール裏が即座に深井の歌入れたのも納得の完璧なシャットアウト。健康体で出ればこういうのやるから深井さんはすごい。金崎はJリーグの中ではトップクラスのゴリゴリ系だと思うので、あれを普通にガツン!と止められるのは深井さんもトップクラスだということの証。1回目は相手のファールを誘い、2回目はファールじゃなくてそのままボール奪っちゃって、1回目より2回目のが更に良くなってるのが深井さん。ああ健康体のままでオナシャス(ほんとに)

手持ちの武器がわかりにくすぎる代表

 日本代表2試合見たわけですよ。内容的には2試合とも負けの試合、1つはギリギリで追いついて引き分け、って感じでしたね。

まあこっちも観戦については20年選手のベテランなんで、結果がどうこうとか今の段階で言い過ぎても別にしゃーないとはわかっていますし、特に今回は守備陣の軸の部分が2人も怪我してるんで、そう簡単ではない(バックアップが不安にはなるけど)のもわかってるんですが、「今の日本代表の武器がわからん」とはいいたいところであります。

 たとえばかつては、中村俊輔のFKこそが絶対的な武器だったわけですよ。だから鈴木隆行が点取れなくてもファールもらってくれればよっしゃ大チャンス、だったわけですし。。第2期岡ちゃんジャパンでは本田圭佑がいましたし、ラインを低くすることで中澤とトゥーリオが跳ね返す、なんて武器もありました。ザックのときは左で作って右で仕留める、という武器があって、かなり強い相手でも長友や遠藤や香川で左を崩してクロス上げて右で本田と岡崎が、みたいな感じになりましたし。

 それを考えると、今の日本代表は何が武器で、どうやったら点が取れるのか、どうやったら守れるかってのがとてもわかりにくいと思います。それは別に必ずしも悪いということではないと思うんですが、あまり詳しくない一般ピーポーはとっても入りにくい展開なんじゃないかなとは思います。どういう場面で盛り上がりそうなのか、わからないですからね…。

 ハリルホジッチが本番までに何らかの形を仕込んでくるのか、それともそういう「決まった形」のようなものはいらないと考えているのかわかりませんが、僕はなんらかの武器が絶対に必要だとは思います。それは果たして本番前の1ヶ月程度で仕込めるものなんでしょうかね…

ダメなとこと 変わんないとこと すばらしいこと

 あっという間に2試合が終わり、1分1敗。まあ想定の範囲内の結果ではあるので、特別気落ちしたりする必要はないと思います。もちろん勝ちたいし、結果もある程度ついてこないと残留もできなくなってしまうので、なかなか難しいのですが。見ていて面白い!と思うところ、言うほど変わったか?というところ、ふざけんな、と思うところ、まあ色々ありますね。

 

 ふざけんなの代表格はやっぱり昨日のような失点でしょうね。3失点ともです。もちろん全部のゴールはセレッソの前線の選手がうまかったからではあるんですけど、1点目はソンユンの半端なパスミスから、2点目はジェイが無駄に落ちてきてボールを奪われたところから、3失点目はもう調子乗って攻めすぎたところから、と言う感じですよね。基本的に全部いらない、やらなくていい失点で、実に余計でした。守備練習をそんなしてないのはわかったから、とはいえはっきりと判断するとか、攻守のバランスを最低限で守る(3人は守ってるとか)とか、そのあたりは改善していただきたいものです。

 

 あとミシャ式ミシャ式言うけど、ぶっちゃけそんなに変わってないところも結構あるような気はしていて。特に攻撃は普通にロングボール蹴ってジェイに収めさせて、というところは結構あるし。そこでセカンドボール拾って行けるかは去年と何ら変わらないんだから、その辺は去年の選手はきちっとやってほしいですね。得点だって昨日は2点はセットプレー絡みだし。セットプレーは大事よ。得点の6割6分よ(今のところ)。

 

 ただ正直明らかに変わっててすげえ!ってのもあって、それは間違いなく運動量の部分。これはすごい上がってる。「コンサドーレが相手より走れてる」「それもアウェイで」「1ヶ月以上のキャンプを経てもなお」というところは素直に賞賛に値すると思います。ミシャになってぶっちゃけそれが一番すごいかな。序盤から突撃プレスかけまくってるから、こんなんで最後まで行けるのかよ、と思ったら最後まで行けるのがすごい。今まで3部練習とか10km走り込みとかやってたのはなんだったんだ。ミニゲームばっかりでここまで走れるようになるじゃないか。

 

 ま、しばらくはシーズン序盤なんでお互いに完成度がまだまだの相手と戦うことになるわけで。どっちかというとうちのが完成度低い状態は暫く続くとは思いますが、そこはまあ運動量とセットプレーベースで頑張って戦っていく、勝ち点をもぎ取っていく。その中でチームの完成度を高めていく、これが当面の目標になるんでないかと思います。頑張ってまいりましょう。