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ぉゔぇ記

好きなことを好きなように書きます。

守備が勝敗の差を分けた

厚別開幕戦で勝利をもぎ取った札幌、今節はアウェイで大分と対戦。
暑さのせいかここまで全くいいところのない九州でのアウェイゲームですが15カ月ぶりの連勝を狙います。
個人的にも久々の遠征です。このブログも、大分から東京に戻る飛行機の中で書いてます。(アップするのは帰ってからだけど)

スタメンはこのようになりました。前節ブルーノが退場になったこともあり、再び三上のワントップに。
ただ以前のように宮澤を完全なボランチとするのではなく、トップ下とアンカーの真ん中くらいを漂わせる感じで使っていたと思います。4-2-3-1だけど、4-1-4-1に近い感じ。一方の大分もスカパーのシステムだと2トップでしたが、実際は3トップに近いような形でやっていたように思います。

セオリー通りならばがっぷり四つの展開になるはずとツイッターでは書いていたのですが、お互い積極的な立ち上がりになります。札幌は近藤が遠いところからシュートを狙えば、大分はデカモリシがミドルを放つ、札幌が古田と純平のコンビネーションでサイドを崩せば、大分は前田俊介から素晴らしい裏へのパスと森島のシュートがありました。

そんな中先制したのは札幌。11分、古田のシュートがブロックされたこぼれ球を、芳賀がヘディングでもう一度前へ。宮澤がダイレクトで前へはたくと、このボールは相手DFがトラップしますが、すぐにアンドレジーニョが粘って奪い、外にいた近藤へ。近藤はフリーだったので、思い切ってシュートを放つと、これが少しブレ球になって、キャッチに行ったGKの脇の下を抜けてゴールに転がり込みます。

以後、前半終了まで基本的には大分がボールを保持しますが、この日良かったのは札幌の守備。アグレッシブな守備が出来ていました。前線からしっかりと追い、相手を囲んで厳しくボールを奪おうとし、そこを突破されても最後に体を張り、それでもシュートを打たれたものに関してはホスンが止める、という流れがしっかりと出来ていたので大分の決定的チャンスも2回ほどで済みました。どちらもチェジョンハンがボールを受けて素早く前を向いてシュートを放ったもので、つまり札幌の寄せが追いつかなかった状態で攻撃されたものです。それ以外の大分のボール保持は、札幌の守備の前にチャンスになりませんでした。
とにかく試合の最後まで、球際の競り合いでは基本的に札幌が勝っていて、これは非常に良かったし今後も是非続けて欲しいです。

ただ札幌も攻撃に関しては物足りないものがありました。まずわかっていたことではありますがワントップの三上にはボールが収まらない。また、左サイドの連携がイマイチ。岩沼と近藤は本当に息が合わないというか、近藤が裏にボールがほしい時に岩沼は足元に出し、逆に近藤が足元でもらうために止まったら岩沼がさっきのことを「反省」して裏に出すという、なんとも噛み合わずそこでボールを奪われる展開になったところもありました。この日は結局最後まで守備が全く破綻しなかったのでよかったですけど、ああいうことを平気で続けていると絶対に失点する試合が出てくると思います。特に岩沼と近藤のこういう場面はもう今年3試合目くらいなんで、ちょっといい加減にしてほしいなあという感じです。

後半、大分が前田俊介に変えて幸野志有人を入れてきた辺りから、ますます札幌は押し込まれます。彼はまだ18歳だということですが、非常に良い選手ですね。敵ながら今後も注目してみていきたいです。さらに痛かったのは、守備的なボランチとして頑張ってくれていた芳賀さんが負傷退場したこと。これで入ってきたのはなんと上原慎也でした。どうするのかなと思いきや、上原を左サイドバックに入れて岩沼をボランチに入れました。
すると上原はいきなり左サイドを駆け上がり、クロスまで持っていくことが出来たのです(クロス自体はひどいものでしたが)あれで本人も行けると思ったのではないかと思います。その後は急遽出場した割に大きな穴になること無く、無事サイドバック初戦を終えることになりました。また、上原が裏を取られた場面では河合が全速力でその穴を埋めに行き、砂川と宮澤も猛ダッシュで戻るなど、チームとしても初出場の上原を助けてあげようとしていたのは非常にありがたかったのではないかと思います。

また、後半になって特にセンターバックの2人の守備が非常に冴えを見せました。相手がディフェンスラインの裏を狙ってきていたのは明らかだったのですが、それにしっかりと対応するだけでなく、そこから攻撃につなげようとしていました。例えば裏に蹴られたときに、まず追いつき、しっかりと前を向いて、クリアするときはなるべく相手陣に近い方まで蹴り出してクリアをするようにしていましたし、つなげる場面では落ち着いてボールをつないで、外に出さないようにしていました。

一方の大分は、コンサドーレのそのような攻撃に対してセーフティーに横へクリアして外にボールを出していたことが多かった気がします。その結果こちらがリードしている状態で、相手の陣地で、少しは時間をかけてスローインが出来たので、ディフェンスラインの押し上げやポジショニングを修正する時間がありました。あれは押し込まれていた札幌にとってはありがたかったのではないかと思います。

結局、最後まで粘り強く守備をした札幌が1点を守りきって勝利。ようやく今季アウェイ初得点、そしてアウェイ初勝利、15カ月ぶりの連勝を飾ることが出来たのです。

大分は、やりたいことは多分札幌に近いんだと思います。つまり札幌と問題は同じで、この試合のように相手から激しいプレッシャーを受けたときに、速くパスを回して、サイドを起点に、PA前でボールを受けたらすぐにシュートを放てるかどうかというところにあります。大分がちゃんと「サッカー」をしてくれたおかげで、コンサドーレもいい試合が出来たと思うので、そこは試合をぶち壊すようなサッカーを志向しなかった田坂監督にも感謝したいところです。


★よかったところ★

1,粘り強い守備…上述のとおり。最後まで全く集中が切れず、また球際の競り合いで絶対奪ってやろうという姿勢が見えた。さらにチームとして守備をしっかりとオーガナイズできていたので激しく寄せた結果の破綻はほとんどなかった。

2,右サイドの攻撃…攻撃面で良かったところその1。古田と純平にアンドレジーニョが絡んだ攻撃はとてもよかった。なんどもサイドを突破できていたし、結果としてそこから得点にはなっていないが90分通して相手の脅威になっていた。

3,アンドレジーニョのキープ力…攻撃面で良かったところその2。トップの三上には全くボールが収まっていないが、アンドレジーニョにパスが入ったときに相手が2人くらいで寄せてきてもボールを簡単に失ったりしなかった。彼のところで起点が出来、そこから彼が前を向いて、あるいは宮澤などにもどしてサイドに配球出来ていた。


★課題★

1,攻撃面でのつまらないミス…上述しているように、例えば岩沼と近藤のパス交換のミスとかは基本的にはあってはいけないと思う。高い位置でボールを奪われピンチになる。



次は室蘭。芳賀さんが戻ってこれるかどうかなど心配な点もありますが、ぜひ3連勝して上位に進出してもらいたいものです。